新潟大学大学院医歯学総合研究科  高度口腔機能教育研究センター

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センター概要

教授 前田健康

高度口腔機能教育研究センター
教授 前田健康

 高度口腔機能教育研究センターは2015年度文部科学省経費として採択された「ネットワーク型教員組織の構築によるレジリエンスな教育研究拠点の形成」により、2015年4月に設置されました。2016年度からの第3期中期目標期間を見据え、歯学部、医歯学総合研究科の機能強化を図る上で、① 若手人材の登用難をはじめとする教員組織の硬直化、② 現行の講座制では学際的な教育・研究には対応が難しいこと、③ 歯学に対するニーズは多様化していること、④ 大型研究費獲得に向けた共同研究体制の整備が遅れていること、⑤ 高等教育の質保証、歯学教育の国際標準化の流れの中での歯学のアイデンティティーの確立、と いった点が課題としてあげられていました。また、超高齢社会を迎えた我が国で、歯学分野は口腔機能の維持あるいは回復という重要な役割を担っていますが、各教育研究分野では独自の研究成果を生み出しているものの、シームレスな環境で切磋琢磨する競争的環境下での共同研究体制は確立されていないという課題があります。これらの課題解決には新たな人事制度等の改革を行い、教員組織の活性化を図り、機能強化に向かう必要があると考え、歯学部の機能強化の方向性に合致した研究推進プロジェクトの一環として設置されました。
 高度口腔機能教育研究センターは若手人材を中心に学際的、異分野融合の教育・研究をプロジェクト主導型で推進することを目的としています。2015年9月竣工の大型改修工事により、歯学部校舎面積17,500㎡の うち10%強にあたる約2,000㎡を共有スペース(コモンラボ、アライアンス・ラボスペース)としましたが、この共有スペースへの大型機器の新規導入および集約化、教育研究分野間の壁を越えたプロジェクト基盤型研究の実施、スペースの管理を主な業務としています。また2016度からは大学機能強化分として「若手研究者が集うレジリエンスな口腔保健教育研究拠点の形成 -ネットワーク型教員組織の構築と実質化による 総合的な機能強化-」が採択されています。ここではプロジェクト研究を実施する口腔生命科学系列の教員がセンターの併任教員となっています。

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