前川知樹 研究教授の課題「老化幹細胞制御による再生賦活化とフレイル治療開発」がJST・創発的研究事業の鄭先生パネルで採択されました。
本課題では、老化に伴うフレイルの全身発症メカニズムを解明するとともに、その治療法について開発します。
加齢にともない優れた治癒や再生能力が失われ、身体や認知機能が低下するフレイルが生じます。これは、老化細胞の増加と幹細胞の機能低下が全身臓器に影響を与えているためであると考えています。そこで、抗老化や抗炎症など幅広い作用をもち、年齢とともにダイナミックに変化する生体調節分子に着目し、フレイルと臓器の連関メカニズム解明を目指します。さらに、フレイル治療薬開発や完全な若返り個体の創成にも挑戦します。